おかげ様で、2〜3月は、約25MW程度の点検を実施しました・・・。
大小さまざまでしたが、
指摘無しのモノがなかったこと自体が逆に衝撃です。
(すべて他社様施工のものでしたので。)
高確率であったのが、パネル割れです。
衝撃なのは架台の固定金具取付忘れでした。
怖いのは、パワコンの変更に伴うストリングの最適化がされていなかったことです。
あとは、アース関係不備、ケーブル固定関係など、20年間の発電を考えると、指摘せざるを得ませんでした。
そのため、弊社では振り返りを兼ねて研修会を行いました。
発電所の検査は
の確認のために行われます。
絶縁抵抗測定
接地抵抗測定
という電気的安全の計測は絶対であるため、これらを基本とします。
どうしても、発電量などを第一にオーナー様は気にしますが、電気設備、発電設備は電気的安全を確保することがまず、第一です。
これは、保安管理という観点なのですが、その意識のないメンテナンスは電気技術者のメンテナンスではないのでご注意ください。
そして、
電圧測定
ブレーカー等各部の動作確認
配線などの適正
シーリング
汚れ
さび
固定部のゆるみ
端子のゆるみ
などを確認します。
これは電気設備の機能の検査となります。
その際に、サーモグラフィなどで熱が偏差していないかを確認したりします。
パネルのサーモ測定もその一環です。
動くべきところが、動き、維持されるべき機能が保持されているということが大切なのです。
そして、発電性能を測るために、
IVカーブの測定を行います。
これに加えて、3月より、ソラメンテの導入をしてみました。
IVカーブでおかしい挙動があった場合は、クラスタ側でも見る試みです。
(残念?というより幸運なんでしょうか?クラスタ断線やコネクタ高抵抗化は発見できませんでした。)
以上の結果を分析し、判断を下します。
本来はトラブル無しの「ヨシ」で終わらせたいのですが、無理でした。
そのため研修会ではその事例をもとに検討、発見するための方法や意味や影響を確認することにしました。
かなり疲れるものとなりましたが。
皆様も必ず、専門家による検査をお勧めします。
4月1日より低圧発電所も事故時に報告が必要となります。
国は専門家による4年に1度以上を間接的に勧めています
(法律で明記ではなく、民間ガイドラインに従って事業しろという面倒な理論展開ですが。)
弊社では
定期的な点検=専門家点検
竣工試験代行=セカンドオピニオン点検
事業評価ガイドに基づいた、評価点検
(発電所売却のデューディリジェンスの元になります。)
はもちろん
メンテナンス契約も承ります。
高圧、低圧どちらでも可能です。
発電所は
貴方の大切な財産です。
慎重に慎重を来することは何も不思議ではありません。
逆に何千万円もの投資事業に、第三者の専門家が関わっていない現状が異常なのかもしれません。
(建設物には建築確認という行政の確認がありますし、それにかかわる申請も有資格者が提出します。)
そして、自分が専門家ではない知識や経験はお金で買えます。
自分で一から勉強して専門家になる必要はないのです。
専門家に頼るのは、その勉強する時間を買うのです。
(ただし、相手が専門家かどうか?の判断は自己責任となりますが、資格や実績を見るしかありません。特に建設業許可や保安法人の認可は、資格者&実績がないと取れませんので判断の一助になります。)
施工会社と保安法人との連携による、電気技術者のメンテナンスのご提供をご検討ください。
発電所のメンテナンスのサイト
高圧案件の電気保安管理、メンテナンスを
ワンストップで対応できることになりました。
新会社 合同会社 ミネヤ電気保安法人です。
電気保安法人番号 関東東北産業保安監督部 H237号
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