2020年01月29日

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2020年01月28日

【ハーフカットセルから1/3カットセルの時代になりそうです。】トリナ・ソーラーの210モジュール第一号の生産完了:AGARA記事【中国のソーラーについての情熱はすごいその1】


正直表題だけではわかりにくいものですが。

簡単に言うと

210mmのセルの商用化、および量産化製品ができたという事らしいです。

???
なんのことでしょうかね?


210mmセルッてなんでしょね?

という事の答えは、今まではハーフカットされていたセルを

なんと 3分の1カットにするそうです!

メリットはいろいろあるんですが、最高のメリットは歩留まりの大向上とそれに伴うコスト効果の向上です。

どういうことかというと、フルセル、つまり昔からのセルでたとえば100枚に1枚にちょっとした傷や割れが出たとします。
これは1/100の不良率となり、歩留まりは99%となります。

そして、これがハーフカットなら、フルセル100枚をハーフで200枚になり、
フルセルなら使えないものが半分は使えます、つまり1/200となり、歩留まりは
99.5%となります。

そして今回は、1/3カットですので、1/300となり、99.7%の歩留まりとなります。

つまり、製造時不良品の発生率が非常に低くなるということです。

これは量産すればするほど、効果が高くなります。

歩留まり100%ということはありえませんので。


モジュールとしてのメリットも、モジュール内のアレイ接続数を並列につなぐことにより、1部に影がかかっても出力電圧を維持しやすくなります。
(つまりモジュール内に3〜4枚ぐらいのパネルが入っているような原理になります。)
これにより、パネル枚数がすくなくなり、パネルの効率(セル効率とモジュール効率は違います。これはセル間やアルミフレームなどの面積がモジュールには加わるからです。大出力型はこれが比較的低減できます)が向上し、施工コストと面積の地代コストの低減できることを意味します。

なかなか地味な改良に見えるかもしれませんが、コスト低減効果は世界でも有数の出荷数のメーカーですので非常に高いものとなります。



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