千葉県というより、鹿島・佐原線の思考的取り組み
茨城北部の思考的取り組みの可能性の説明
から続いて3回目です。
上記茨城北部は、電源募集プロセス次第らしいので決定事項ではありません。
ですが、千葉と、今回のものは決定事項です。
決まっているのは
・これからの申し込みで高圧は完全にノンファーム型接続なので制御装置が義務
・今年6月から実施。(すでにスケジュールカレンダーの送信テストは実施済みで各メーカーに提供されているそうです。)
ということです。
ちなみに、これは九州電力・東北電力などの出力制御とは違い、
系統の圧迫に伴う、受入量のさらなる増大を目的としたもので、対象となる地区のみが出力制御の対象になります。
すべての地区に適用されるわけではありません。
ただし、あと2系統、今後検討されているとのことです。
問題は、ハードルが一段増えたということです。
・出力制御を受け入れた場合、どれぐらい発電量が減るのかは、確定では出せない
・さらに、これで空く、容量は上位系統であり、ローカルグリッド(つまり系統の変電所以下)の空きはまた別とのことです。
・そして、そのローカルグリッドでの強化費が工事負担金として加算されるか否かは、20万円+消費税の調査費を払った後にしか判明しない(事前相談で回答はあくまで変電所での空きだけ)
ということが説明会のQ&Aでのやり取りでわかりました。
(公開されている資料では載っていません。質疑応答でのやり取りです。)
つまり土地を仕入れて、20年の利回計算だけして、あとは売り出すだけといモデルは、茨城千葉地区終焉したことになります。
これからは、発電事業について、20年だけではなく、そのあとも見据えた、30〜50年での売電事業モデルとなることになります。
こうなれば、施工、メンテナンス、保安管理、すべてが十全になっていなければなりません。
弊社は、施工もメンテナンス、そして関連会社による保安管理、すべてワンストップで可能です。
おそらく、今年度の申請もFIT期間での投資回収が可能でしょう。
ですが、30〜50年のモデルと考え、第二の年金、子供さんたちに引き継がせる事業とすることをお考えになった方が、非常に有利な時代となりました。
まだ太陽光発電は、やりたい、参入が遅れたという方も、まだ間に合います。
ぜひご用命ください。
話題の、「FITによらない接続」についても質問してきました。
資料では、この試行的試みより、「容量市場」「需要調整市場」については参入できないことが説明されています。
そして、今回の出力制御については、FITによらない接続も対象になるとのことです。
時間前市場には参入できるようですが、こうなると、蓄電池を据え付けて、安定供給するか、格安で供給しないといけないようで、非常にビジネスモデルが縮みそうで残念です。