2020年07月11日

【是非やってみてください】太陽光発電のリパワリング、その前に

【終 わ り】

















という記事では面白くないですよね。

リパワリングを検討するまでに、まずはやってほしいことを3点あげます。


  1. まず現状把握
  2. 計測器の活用
  3. 結果の分析 

弊社もいきなり問答無用で、お仕事いただけるとありがたいですが、しかし、四社共存共栄という社是に反します。

よく、
  • 経年劣化で悪くなるので、いろいろしてリパワリング!
  • パネル効率は上がってるので交換してリパワリング!という宣伝を見かけます。

  • あとDIYでケーブル配線やり直しでリパワリング!
上記の効果は約束されていますが、大きめのお金を使う前に、まず、お願いしたいことがあります。

1.現状把握

これは、設計図通りに、発電所ができているか?稼働しているか?を把握してほしいのです。

早期稼働の方たちにあるのが、

  • ストリングがつながっていなかった
  • そもそもパネル出力も枚数もデタラメだった
  • 集中型PCSなのに、ストリングの直列数がバラバラだった

ストリングの直列については、初期では1枚程度の直列欠けを許容していた時代があります。特に動力。これはマルチ型がしばらくなかったせいです。

どうすれば良いのか?という回答は、図面と自分の発電所を見比べてみることです。

ただし、「専門家じゃないから・・・。」という方は
弊社の専門家点検を受けてみてください!(スポットでも大丈夫です。)
4年に1度以上の義務(メーカーでは3年に1度以上を推奨しているところもあります。)ですから
無駄な出費にはなりません。
いや、施工会社が・・・。という方でもセカンドオピニオンとして活用してください。

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2.計測器の活用

実は、低圧の方に一番多いのが、電力からの入金ベースでの発電量管理です。

つまり遠隔監視は入れずに、電力会社から入金が少なくなってから気づくというパターンです。
計測装置は高いから・・・。というお声は真実ですが、現在弊社の取り扱い機器は多岐にわたりますので
ぜひ、ご用命ください。
特にオムロンさんのPCS採用している方は、ほとんどの計測器メーカーが対応していて、情報も多く飛んできますので、もったいないです。

それでも、高いという方は、弊社も取り扱いのソーラーレモン(solar remon)をご活用ください。
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本題からといえば、発電量が少ない?ということは、きちんと、
どの季節
どの時間
どんな天気
上記のどの場合に発電量が異常に低下しているのか?を把握してほしいのです。

これがトラブルへの最大の対処になります。
特に、最近の天候不順のせいで、他の方もも発電量が少ないせいで、「天気のせいだよな?」と早期に事故が発見できない場合があります。

せっかくついている遠隔監視装置を活用していかないと、無駄な追加投資がかかるかもしれません。

3.結果の分析

上記1、2を調べただけでは実は改善案が出てくるわけではありません。

  • 夏に発電が少ない                
  • 土日が少ない                  
  • 3〜5月の発電が少ない             
  • 天気の良い日の発電が少ない           
  • なぜか、わからないけど、他の発電所に比べて少ない
ということがあります。



それぞれ、想定される原因はあるのですが、実は簡単には直せないものあるのです。

ただ、最後の「なぜかわからないけど・・・」というのは、影の影響の可能性が大です。
それは、「定点で、晴れの日に、1日中同じ場所で観測すること」などは普通には行わないので、気づかれないということが多々あるのです。(特に、天気が良い日に1日ずーっと観察しているのは難しいですね。)
これに弊社も振り回されたことがあります。

特に日本は電柱だらけですので、電柱、さらには電柱間のケーブルが発電量に影響することがあるのです。

これは、設計が悪い!とか人のせいにもできますが、日本の場合、電柱が周りにない、日当たりの良い場所が少なく、さらに近くに電柱がないと、工事負担金が莫大になるため、どうしても避けられないリスクなのです。

このように分析することで、どうするか?をお考えすることも、最小限の投資で最大限の効果が可能になります。

たとえば、原因がわからないときは、定点カメラを据えて、1日の動きを撮影、影の動きを見てみる。
これを10〜50倍速で確認すれば、すぐに、影響が確認できます。
(今動画アプリも超倍速でみれるようになって非常に便利ですね。)

そして影への改善案は
  • マルチストリングス型PCSの導入
  • 後付けのマキシマイザーを導入する
  • 抜本的に配置をやり直す。    
などの方法もあります。

保証が切れたら、交換せざるを得ないのですから前倒しも、さらには、問題の場所だけ交換し、外したものは予備機として保管するのもありです。
実際は保証で交換修理してもらったり、止まってる間は休業補償を使うことになるので、使わないでしょうけども。


結論

実は、省エネの手法を応用しています。

現状を知り、
計測し数値化し、
計測結果を分析して、
効果予測から投資額が決まる。


これは、リパワリングであっても有効に利用できます。
一人で悩む必要はありません。

ぜひ弊社サービスを利用して、ご相談ください。



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posted by 第二の年金.JP担当 at 14:56| 茨城 ☁| Comment(0) | 赤嶺電研企画の太陽光発電メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする