除草作業などがすでにかなりの負担になっていらっしゃると思われます。
以下ご注意点です。
1.自分での除草作業
- 草刈り機によるケガ
- ケーブル破損による感電
- ケーブル破損による炎上
にはご注意ください。
特にケガや感電については、副業の場合、会社からの労災が認められませんので自己都合の休職となってしまいます。
そして、ケガについても保険に入っていないと、すべて自己負担になります。
最悪なのが職務専念義務のあるお勤め先の場合で副業を秘密にしていた場合は、懲戒免職&社会保険離脱という事態にもなりかねません。
ですので、できればプロに委託するか、民間の労災保険などをご利用いただくことでリスクを抑えられます。
とはいえ、体は一つしかありません。慣れない除草作業でケガをしたり、疲労から交通事故などの事故体調不良などの可能性もゼロとは言えません。
是非リスクマネジメントしてお考え下さい。
体や命、健康はお金では買えませんので。
2.除草作業を委託
こちらの場合は、お金がかかりますが、自分のケガのリスクは少ないのですが、注意点があります。
- 委託先が作業者に労災保険加入させているか?
- 個人への委託の場合は、その個人が労災保険に加入しているか?
- 業者が作業の第三者賠償保険に加入しているか?(できれば目的物保険にも)
残念ながら日本においては、労災は最初の請負のお金を払っておけば発注者は責任を負わなくても良いという制度ではありません。
少なからず、発注者についても責任を負わされる場合があります。
特に労災については「労災 発注者の責任」で検索していただければわかりますが、
「作業指定場所に特定の注意事項がある場合は安全配慮を指示し対策をさせなければ」責任を問われる場合がございます。
発電所の場合に例えると
- 地盤が弱く崩れやすい場所があるが教えなかったために、転落事故が起きた
- 配管が露出している場所が草で覆われているのを伝えなかったので、除草時に感電事故が起きた
- そもそも電気の知識のない人間に除草作業を発注し、ケーブルなどの安全対策をせずに作業させた
などの可能性があります。
この場合、弊社のような専門業者の場合は、会社の労災を利用することでお客様にご迷惑をおかけすることはありません。
ただ、業者自体が保険に加入せず、財政基盤などが貧弱で賠償や補償が困難の場合は、発注主への請求がされる場合があります。
また、ケーブルの損傷により、後日火事などが発生し、周囲に延焼させてしまって他者に損害を与えた場合の賠償についても問題が生じる場合があります。
基本的に、日本の保険制度において、他者原因の火事から延焼を受けたとしても、被害者が自分加入の火災保険などを利用することが原則となっています。
ただし、その場合は、現地の周囲住民との関係は崩壊し、発電事業の継続は非常に困難なものになります。
基本的に、
・建設業許可業者
・家庭用太陽光発電所の施工ID所持業者
は、
労災並びに、第三者賠償責任保険の加入をしております。
ぜひ、「除草なんて誰でもできるだろ?」と馬鹿にせず、業者選び、そして、保険の加入の有無の確認を慎重にしてください。
そして、大切なのが、お金では体や命は買えません。
上記の保険の備えがないような場合は、リスクマネジメントが甘いとしかいえず、万が一、あなたの発電所で死者が出たとしたら非常に嫌なお話になると思います。
弊社の場合は、その責任の重さを感じておりますので、除草サービス単体では承っておりません。
ぜひ、メンテナンスサービスをご加入の上、ご発注願います。