理由は簡単です。
手続きがクソ面倒だからです。
まあ百も承知で、言えませんのでしょうが。
ならお金を持ってる農家さんは、農地以外に太陽光発電を付けます。
資金的に厳しい農家さんが、普通の野立てよりも、割高な設備を買うのも厳しいですね。
そもそも太陽光発電のモデルプラン(メガソーラーの事業計画)の中でメンテナンス費用は総収入の5%、地代は賃貸前提なら3%となっています。
この二つが安く済むのがソーラーシェアリングのメリットなんですが・・・。
でもこれをどちらも半額にできても効果は総収入比較で4%・・・。
それに見合う手続きの量ではありません。
FIT制度は太陽光発電の普及を推進した要因ですが、その理由が、非常にわかりやすい手続き体系が貢献しました。
その前の補助金前提では採択に偏りがあり、急激な普及には厳しいです。
ですので本来は、農家の方が「自分で」「自分の土地で」行う太陽光発電事業は、「所有する農地」の「2割」は「届け出」で「基本受け付けられる」、とすると
ソーラーシェアリングは普及するのではないでしょうか?
また背の高い架台が前提ではなくてもOKにすることで、逆に、普通の太陽光発電の下をどう有効利用しようか?というアイデアも生まれたかもしれません。
中国のソーラーシェアリングは、非常に柔軟なようで、太陽光発電の下で高原植物が植えられて、さらに羊が群れを成して通っているようです。
これで貧困対策をするとのことです。
ぜひ、農家の方々は、日本の大切な食料の生産を担う大事な方々です。
太陽光発電事業をしてもらうことで、収入の安定化を図り、食料もエネルギーも供給できるインフラ産業として育成することが次の日本のためになると思います。
そして、地方創成にもつながると。
ぜひ、応援してほしいです。
下の画像は小田原でのソーラーシェアリングサミットで見学したものです。
一昨年倒壊してしまったそうです。(去年再建したそうですが)
台風がある日本は本当に大変です。