よく、「申請当時は適法だったから」などで、規制できないため
そのまま放置ということが問題視され始めています。
しかし事故が多発してしまうと、規制が始まる可能性があります。
特に、設置の時点では規制できていなくても、保守や稼働については、20年の稼働期間の残りの、これからについて
規制されることは、遡及法となりません。
地滑りで倒壊したら、再発防止が万全でないと、二度と、再建を認めない!というものも合法です。
また、隠れメガソーラーも災害後に、修復、再建の際に、分割疑義でパネルなどの仕様変更の申請を認めない。
↓
じゃあ仕方ないから申請をしないで再建してみる
↓
無届再建への対応として、災害があった地区に重点的に、立ち入り検査が入る
↓
申請と齟齬があるため、是正の行政指導が入る
↓
やはり申請を認めてくれない
↓
設備認定取消
というシナリオもあり得ます。
こうならないためにも、
発電所の適正な保守管理が必要です。
他人に迷惑を掛けないことが最低限のルールですので
まずは、法的な適合性である
- フェンス
- 標識の設置
そして地域住民の共生
- 近隣への挨拶
- 除草などによる発電所の美化
発電所自体の保守管理
- きちんとした定期点検実施で火災などを起こさない
- パネルが外れていても気づかないというようなことがないような点検頻度
が、発電事業者全員に必要だと思われます。
(パネルが外れて通報が来たというのは実話です。
弊社お客様物件に隣接する発電所のパネルが外れて、近所の方がこちらに飛んでくるのでは?と
近隣で唯一標識を付けていたお客様の連絡先から通報が来ました。
しかし他者の発電所であるため弊社が対応できませんので、市役所に通報いただきました・・・。)
分割は当時適法であったのなら何も言えません。
そして、それが適当な管理がなされており、健全な発電所であればなにも問題はないのです。
問題のある発電所が原因ですべてに影響することが、発電事業者に大きな被害を与えます。
是非、まだマスコミの警鐘の段階である今の段階で頑張りましょう。
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